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ayah URL 2012-03-12 Mon 12:56:43

これは面白そうですね!!!! 買います。

おてもと URL 2012-03-12 Mon 15:37:38

ayahさん>
かなりの問題作だと思います。
人によっては怒ってしまうかも…w
もし読まれましたら、ぜひ感想を聞かせてください。

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赤い右手

  • Posted by: おてもと
  • 2012-03-10 Sat 12:47:29
  • 読書
しぶりに読んだ国書刊行会・世界探偵小説全集のNo.24。
初めて読む作家の作品です。
「カルト的名作」とも謳われる怪作。
読了後に思わず「なんじゃこりゃあ…」と呟いてしまいました。
うん。確かにコイツは怪作だ。
赤い右手 世界探偵小説全集(24)赤い右手 世界探偵小説全集(24)
(1997/04)
ジョエル・タウンズリー・ロジャーズ
原題「The Red Right Hand」
結婚式を挙げに行く途中のカップルが拾ったヒッチハイカーは、赤い眼に裂けた耳、犬のように尖った歯をしていた…。やがてコネティカット州山中の脇道で繰り広げられる恐怖の連続殺人劇。狂気の殺人鬼の魔手にかかり、次々に血祭りに上げられていく人々―悪夢のような夜に果して終りは来るのか?熱に憑かれたような文体で不可能を可能にした、探偵小説におけるコペルニクス的転回ともいうべきカルト的名作、ついに登場(あらすじより抜粋)。

謎の浮浪者「コークスクリュー」が跋扈する田舎町での連続殺人事件。
事件の記述者は、主人公であるドクター・リドルです。
彼の一人称で物語は進んでいくのですが、このリドル医師の記述が非常に引っかかる。
モヤモヤして要領を得ないし、時系列もメチャクチャ。
まるで夢を見ているような、読んでいるコチラがジリジリするような書き方なのです。

自分は途中からリドルの野郎に痺れを切らしてしまい、
「おい、もしかして○○○が犯人だったとしたら絶対に許さんからな」
と心に誓って読んでいました。

と思いきや、それが終盤で鮮やかに裏切られてしまうのです。
久しぶりに「おお…」と唸ってしまった。

ミスリードの嵐。
乱雑に張り巡らされた複線の数々。
赤い鰊がところどころに置いてあり(いや、ここは敢えて「うっちゃってあり」と書いておこう)、見事に騙されてしまいました。
しかし冷静に考えてみると、
「そんなこと本当に可能なの?」とか
「これって矛盾してない?」とか
「そりゃあ無理だべ」
などなど、腑に落ちない点も多々ありました。
小林晋さんの非常に丁寧な解説が巻末に付いていますので、読了後はそちらと併せて再検証することをオススメします。
後半が「わーっ、わーっ!!」という感じで進むので、その勢いに誤魔化されてしまったような感じです。

しかし、
「赤い眼に裂けた耳、犬のように尖った歯をした連続殺人鬼」
「右手を切り取られた被害者」
「犯人の逃走経路上に記述者が立っていたのに、どんな車ともすれ違わなかった」
など、冒頭で示される魅力的な謎もあります。
さらに私は騙された身です。文句は言えません。
アンフェアギリギリ。
間違いなく賛否両論別れる作品ですが、個人的には楽しめました。

著者のジョエル・タウンズリー・ロジャーズはこの他にもミステリ作品を出しているようですが、そのほとんどは未訳もしくは入手不可能な状況にあるようです。
果たして、ロジャーズがこの作品の細部に至るまでを緻密に計算・意図して書いたかというと、疑問です。
いくつかのレビューにもありましたが、「書いていたらたまたまこうなった」という意見に同意します。
だからこそ、このような異様な作品が完成したのではないでしょうか。

「リドルさんをどこまで信じるか?」

ぜひ、この作品を手に取る場合は、真っ白な心で挑んでみてください。
細かいことは気にせず、大らかな慈悲に溢れた心で。

しかし…ホント、何だったんだろう?この本。
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Comments: 2

ayah URL 2012-03-12 Mon 12:56:43

これは面白そうですね!!!! 買います。

おてもと URL 2012-03-12 Mon 15:37:38

ayahさん>
かなりの問題作だと思います。
人によっては怒ってしまうかも…w
もし読まれましたら、ぜひ感想を聞かせてください。

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